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情報提供者・にゃらさん
カフスのような戦ってナンポの漫画「ホーリーランド」白泉社・ずっーと誌面の頭付近にて頑張ってます。巻数少ないので喫茶等で是非。

かつていじめによって自殺まで考えた主人公・神代ユウ。自分の居場所を見出せずにいた彼が選んだホーリーランド(居場所)は“夜の街”だった。不登校時代に鍛えぬいたボクシングを使って身を守る彼はやがて「ヤンキー狩りボクサー」と恐れられる存在になる。彼が戦う理由は自分のホーリーランドを守るためであり、そしてまたここが自分の最後の居場所なのだという、一種の緊迫感が読むものをハラハラさせる。
この本の特徴は、作者自身による解説の異様なまでのリアリティーである。ところどころに見える作者の玄人風解説は気にせずにはいられない。実際解説のベースには自らの豊富な体験があるらしい。
いじめられっ子が格闘技に出会って生まれ変わるという設定は他にもあるが(例えば「はじめの一歩とか。)テーマはボクシングや空手などではなく、あくまでストリートファイトである。「カフス」に似たこの作品、一度読んでみるといいだろう。
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