うしおととらについて

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情報提供者ジョンジョン

主人公・蒼月潮はとても活発な中学2年生。ある日、父親の紫暮に言われて倉の本を陰干ししていると、地面に扉が。明けてみると、そこには500年もの間閉じ込められていた妖怪・とら(長飛丸・字伏)が。この妖、妖怪の中で恐れられていた器物、獣の槍に縫い付けられて身動きが取れなかったのだ。潮との第一回目の交渉は決裂、だが、潮が扉を開いたために妖気が地上に流れ出て、友達の中村麻子、井上真由子らが危険にさらされ、やむをえず助けてもらうためとらを槍から解放する。ここからうしおととらの長い冒険が始まるのだ。
ただのアホ住職だと思われていた父・紫暮が実は大妖・白面の者を倒すために結成された光覇明宗の法力僧の一人であったり、死んだと教えられていた母・須磨子も実は海底深くで白面の者を監視する「お役目」をしているなど、物語が進むにつれて衝撃の事実が明かされていく。一部たりとも見逃せない。
見所はやはり「うしお」と「とら」のやりとり。最初の内はとらが潮を殺そうとしたり、潮がとらを退治しようとする、という関係が続いたが、次第にお互いに足りないものを補い合い、協力し合って、強い妖怪たちを倒してゆく。二人の信頼関係は見逃すことができない!
そしてもう一つは彼らを取り巻く周囲のキャラクター達。藤田ワールドにおいてサブキャラたちは読者が「こいつには死んでもらいたくない!」というキャラが死んでいくということがよくある。作者にも読者にも思い入れのあるキャラが死ぬ、ということによって、より話の中に引き込まれていく手法は他に類を見ない。んなこといわれても意味わからん、という人は早速本書を読んでみるといいだろう。ああ、と思わず納得すること間違いなし(ともいいきれない)。

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